2024年 新年のご挨拶

皆様、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もPhilip Champion Ring and College Ringを宜しくお願い申し上げます。

今年は3年ぶりの「コロナの無い日常」の年です。昨年は、当社の地元でもお祭りが復活し、日本に活力が戻ってきた実感が湧きます。

さて、一年の計は元旦にあり。

毎年恒例の【Philip Champion Ring and College Ringの一年の計】。目標とそれに向けた行動と結果、そして次の目標設定には連続性が重要ですので、去年の元旦に立てた目標と達成度を振り返ります。

まずPhilip Champion Ring and College Ringには二つの永遠のテーマがあります。

<永遠のテーマその1>男の指にカレッジリング!!王者の指にチャンピオンリング!!文化の醸成と認知の拡大

2023年には、B.LEAGUE琉球ゴールデンキングスが9千人もの観客の前でチャンピオンリング贈呈式を行い、ウェブやアリーナショップで大々的にレプリカ販売を行って頂きました。

着実にチャンピオンリング文化の浸透と認知度アップは進んでいます。

この課題への昨年の取り組みは一応、合格ですが、なんといっても<永遠のテーマ>です。野球、バスケ、アメフト以外の様々なスポーツ市場にチャンピオンリングを浸透はまだまだ道半ば。

わたくしが死ぬまで続く目標です。

<永遠のテーマその2>技術革新をしないメーカーは死ぬ!

昨年来のテーマ<3DADソフトRhino Goldの習熟度アップ> 

はい、お蔭様でかなり習熟度がアップし、各種プレゼンやレプリカ製作などのデータ渡しにも活用出来るレベルになりました。

上に記述した琉球キングスのチャンピオンリングも設計段階と実物の誤差がどんどん縮まっています。レプリカ製作にも量産工場にCADデータを渡す事で、見た目の差が無くなってきています。

こちらが企画段階の3DCG
こちらが実物写真
そして量産されたレプリカ

年末のご挨拶でも紹介したように、3Dプリンタとの組み合わせで、リング以外のアイテムの小ロット生産にも役立ってきました。

近々楽天ショップで発売予定の「家紋ペンダント」の設計図

この課題、合格!

ですが、まだまだ3DCGソフトウェアの機能を存分に使いこなせるまでには至りませんので、更なる習熟度アップを目指します。

そして2024年の技術革新にはもう一つ大きなテーマを設定しました。

2024年新テーマ:
新型キャストマシンの導入

チャンピオンリングやカレッジリングは金型製法で、その鋳造法は1800年頃に英国で発明された古典的な「遠心鋳造」で行っています。ブンブン回るメリーゴーラウンドのような鋳造機です。通常の鋳物に融解した金属を流し込むだけのダイキャストやロストワックスなどでは、文字数字・ロゴマークなどの微細な立体彫刻の隅々まで地金が行渡らないからです。

金型を用いた遠心鋳造物(チャンピオンリング・カレッジリング)は、文字や数字、マーク等が迫力のあるエンボス(立体)表現が出来る反面、

キャストむらが激しい(何割かは鋳造不良が起こる)

地金素肌が粗い(ス穴が多い)

効率が悪い

という欠点があります。まあ、そりゃそうです。中世以来の古臭い製法なんですから。。

その欠点を近代ハイテクで克服できる鋳造機 Digital control Vacuum&Pressure Casting Machine(DVPCM:デジタル制御の真空加圧鋳造機)が2010年代に開発されました。

主に精密部品や複雑な形状の人工骨・義歯など向けでしたが、ジュエリーにも転用されてきました。当初は非常に高価、大型で故障も多かったのですが、他のハイテク工業製品同様に日進月歩で、この数年で弊社でも手が届くコストの小型化されたマシンが普及し出しました。

今年は、このDVCPMを導入します!

しかし、こういったマシンはコンピュータ制御とは言え、納得出来る品質とオペレーションを確立するには、半年から1年近い試行錯誤が必要なはず。

そこで、このDVPCMで従来より圧倒的に高品質の鋳造物=チャンピオンリング・カレッジリングを生産するオペレーションを確立する事が、今年の当社の一大課題です。

テーマ> 楽天市場ショップの軌道乗せ

2023年は目標予算を更に上積みし、「完全に軌道に乗せる事」としていました。2023年12月末時点の速報値では、

前年比160%  目標予算達成率150% 

と大躍進を遂げてくれました。

これも合格

2020年出店~2022年は「赤字垂れ流し」で、2023年は「赤字ではないけども、まだ儲かるまでは行ってない」ところです。

そこで当然、2024年の楽天ショップの目標は

更なる売上増&黒字化


本年も弊社は事業に真摯に取り組み、大満足品質のチャンピオンリング・カレッジリングをご提供して参る所存です。

皆様、引き続きPhilip Champion Ring and College Ringを宜しくお願い申し上げます。

令和6年・2024年 元旦
有限会社フィリップチャンピオンリング アンド カレッジリング
代表取締役 渕上 祥司

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