ゴールドリングの価格について

一般的なジュエリーと比べてボリュームのあるチャンピオンリング・カレッジリングのゴールドリングは非常に高い価格と感じるお客様がいらっしゃいます。特に2022年時点のウクライナ紛争や円安の影響もあります。

本ページでは、「なぜゴールドのカレッジリング・チャンピオンリングが高いのか?」をご説明致します。

金素材価格の高騰

2022年春以降、歴史的な貴金属価格の高止まりが続いています。

そもそも金1gは銀1gの約80倍の価格がついている原材料です。以下の資料のように、金1gは8,693円、銀1gは108.2円と80.4倍の差があります。

田中貴金属公表値 2022年11月28日時点

しかしシルバーリングとゴールドリングの価格差は80倍ではありません。弊社ゴールドリングの価格は、シルバーリングと比較して約6.3倍(14金の場合)程度の設定をさせて頂いております。これは、14金の場合含まれる純金(Au)の比率が約6割となっているとともに、工賃はシルバーもゴールドも変わらないからです。

金(Ag)とは

金は「最高の安全資産」とも言われています。

金は非常に産出量が少なく、その美しい輝きと銀、銅、鉄などと違い変質変色せず、王水(濃塩酸と濃硝酸を3:1の体積比で混合した液体)以外では溶ける事が無い為、金は装飾品として人類に利用された最古の金属で、美術工芸品にも多く用いられています。

工業用での金需要の拡大

金の用途としてはエレクトロニクスやメッキなど工業用の消費が圧倒的に多く、その需要の多さが金価格を長期高騰させている主要因です。

左は田中貴金属グループのサイトで公表されている2019年の日本国内での金の用途別グラフです。宝飾品・美術品は3割未満です。

工業用途の代表例は「マイクロチップ」などの電子部品です。金は銀・白金と並んで電気伝導体に使われますが、2000年代に入り、PCや携帯端末の世界的普及によりエレクトロニクス分野での用途が急増しました。

以下は楽天証券が公表している時事入りの金の価格チャートです。

2000年台後半からの急上昇は、スマホ等の高性能携帯端末の爆発的な普及によるエレクトロニクス分野での金用途の拡大が最大要因である事がわかります。

有事の金

上の楽天証券のチャートを見ると、戦争・紛争も金価格に影響を与えている事がわかります。

「有事の金」とも言われ、戦争・紛争が始まるとその地域の株や債券・預貯金が「最高の安全資産」である金に移動する為、戦争・紛争時に高騰している事象も見て取れます。

2022年2月に勃発し、いまだに継続しているロシアによるウクライナ侵略も今年の金相場の大きな上昇圧力になっています。

円安要素

金は全世界的にニューヨークとロンドン市場でUSドル建てで価格形成されています。

以下は三菱マテリアルが公表している金価格の40年間の長期チャートです。

2000年台までは、金のドル建てと円建て価格はほぼ連動していました。これは為替レートが安定していたからです。2000年台後半にエレクトリニクス分野での金需要の高まりを受け、金のドル建て価格が急上昇しましたが、円建て価格の上昇幅がさほどでもなかったのは為替相場が円高に振れていたからです。

グラフ最後の2021年から2022年にかけて、ドル建て金価格は微減ですが、円建て価格は高止まりのままです。これは2022年春以降の歴史的円安の影響です。

金価格はいつか下がるのか?

統計上の事実としては、グラフでご覧頂く通りです。

1980年の湾岸戦争時の金急騰時(1オンス700㌦)と金相場への影響要素がほぼ無かった2000年(1オンス400㌦)を比べると下がっているという事実はありますが、現在のように電子部品等の工業用途が続く限り、金価格が下がる要素は見当たりません。

金価格が下がる事があるとすれば、以下のように言われています。

*金に代わる安価な「超伝導体」が発明され、工業用金の需要が激減する

*南極など未開拓地で大規模な金鉱脈が発見される

*宇宙開発で他惑星から金が採掘出来るようになる

いずれも現実味の薄い要素ばかりです。

従って金価格は若干の高騰・急落はあっても中長期的に下がる事は無いでしょう。

ゴールドリングの価格について

まずゴールドはシルバーと比べて比重が重い事をご理解頂く必要があります。以下は、貴金属の組成表です。

右から3番目の「925」はシルバー925を表し、その比重を100とした場合、10金(10K)が122%、14金が135%、18金は153%の比率で重いのです。

これは同じリング型をシルバーで鋳造した場合と18金ゴールドで鋳造した場合、体積(見た目のボリューム感)は同じですが、銀より金は1.5倍の重量の材料が必要になるという事です。

カレッジリングの最も標準的なメンズ・スタンダードモデルはシルバーで約15gですが、同じスタンダードモデルを10金では18g、14金では20g、18金では23gにもなるのです。

ただでさえ、銀の80倍もする材料の金を1.2倍から1.5倍使うゴールドリングの価格は必然的に高くなります。

金は最高の安全資産

しかし金は装身具はクルマや家具、衣料品などと違い、長年の使用でも価値が目減りしない最高の安全資産とも言われています。

「金やプラチナを買い取ります」という広告をよく見かけると思います。彼ら地金買い取り業者は、相場で買い付けた金を中長期で保有し、金相場や為替レートの有利な時に転売する商売ですので、金価格が上昇する前提のビジネスモデルです。

「母親(父親)の遺品の金装身具を売ったら買った値段より高く売れた」という話しを聞く事があると思います。これはほぼ事実です。

例えば、金価格がとても安かった22年前の2000年に18金10gの指輪を5万円で購入したとします。含まれる金は重量比75%の7gです。当時の金相場1g13.8ドル×7g=96.6ドル・当時の為替レートで1ドル105円として金だけの材料費は10,150円程で、差額が他材料費・工賃・販売者利益です。

その18金10gの指輪を2022年11月に地金買い取り業者に売ったとしたら。

金含有量7g×金価格1g8,800円=61,600円

工賃や販売者利益を含んだ5万円の金の指輪は、20年間使った(所有していた)にも関わらず購入価格より高い6万円強で売れるのです。

余裕があればゴールドリングはおすすめ

現在、当社で18金約20gのスタンダードモデルのカレッジリングをお求め頂くと30万円台後半の価格です。

決してお安くありませんが、含まれる15gの金は将来に渡り、価値を維持若しくは上昇します。

金装身具は、大事に使えば人間より長生きする(変質・劣化しない)ものです。お子様の代まで受け継ぐものとしては、不動産と同様に資産と言えますので余裕があればお買い求め頂いければ、中長期で損をされる事は無いでしょう。

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